其の零

書籍レビュー
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昨夜の投稿以降、長い間自分の中にためていた色んな思いが噴出してきました!なので、完全なるエゴと自己治療のために(笑)長文で連投します。

ゴリゴリ私見を混ぜながら書き飛ばしてます。まちがいも多いかと思いますので、その点ご注意ください。

連投:其の零

まず、ニューロフィードバックについて簡単にご紹介します。

ニューロフィードバックは脳波を使ったトレーニング(あるいは治療)で、ビジネスパーソンやアスリートのパフォーマンスを高めたり、てんかんや発達障害やうつ病やPTSDや慢性痛などの緩和のために活用されています。

わかりやすくイメージしてもらうために、例え話をします。みなさんがダイエットのためにスポーツジムに行ってエアロバイクを漕ぐことを想像してみてください。おそらくまず最初に、身長や目標体重などに見合った範囲の心拍数がアドバイスされますよね。そして、エアロバイクを漕いでる間はリアルタイムでマシンに表示される心拍数を目安に運動量を調整することになるわけです。

ニューロフィードバックはそれと似ていて、脳波の活動状態(ニューロ)をパソコンのディスプレイにリアルタイムで映し出し(フィードバック)、それを手がかりに脳波をチューニングしていくんです。

まずセラピストは受け手の方と相談しながら目標の値を決めてパソコンのソフトウェアに入力します。そして、脳波計とつながれた小指の爪くらいの大きさの電極を受け手の方の頭皮に貼り付けます。脳が活動を始めると、そのデータは電極から脳波計へ伝わり、そこからさらに無線でパソコンまで送られます。トレーニング中に脳波が目標の範囲内になると、パソコンのディスプレイに映し出される映像が変化したり、音が鳴ったりしてフィードバックされます。このフィードバックに対応して、脳のチューニングが狙った範囲に合ってくる、ということなんです。

エアロバイクの例えに戻りますが、ダイエットしたい人と筋肉をつけたい人は目標が違いますから運動のやり方が変わりますよね。あるいは、高齢の人や運動不足な人と、若くて筋肉質な人とではスタートラインが違いますからふさわしいトレーニングも変わります。

それと同じように、ニューロフィードバックの場合も受け手の方の目標やスタートラインに合わせてやり方を変えていきます。受け手の方と相談しながら、トレーニングする部位や強度をセラピストが見立てて、その時のその人にいちばん相応しいフィードバックをかけられるように設定をします。それによって、受け手の方はディスプレイと向き合っているだけで自然と脳がトレーニングされていくというわけなんです。「こうしよう」という意図を持たずに取り組む、というのが、フィジカルのトレーニングと違っている点ですね。だからこそ、無意識の領域にアクセスできるということかも知れません。

巷では色んなやり方でニューロフィードバック(やそれを模したもの)が提供されていますが、この後書いていくように、精神症状やPTSDをお持ちの方の場合は特に、十分な知識を持った臨床家の下で受けることが非常に大切です。特に投薬治療中の方には思わぬ影響が出ることがあります。受け手になる方と相性の良いセラピストを探してみてください。

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