植物はそこまで知っている

書籍レビュー

◆長期記憶、またはトラウマ

◆エピジェネティクス

◆世代を超えて伝わる記憶

↑というような、私がうろつく界隈でお馴染みの既視感ハンパない小見出しの並ぶ本のタイトルが、

【植物はそこまで知っている】

もちろん植物は、人間がするようには見たり嗅いだり記憶したりはしません。でも、共通の遺伝子を持ち、独自のやり方で見たり嗅いだり記憶したりしているようです。(遺伝子の総数は植物の方が動物より多い。動けない植物は、外界をサーチする必要性が動物よりも高いことがその複雑さの原因らしい。)人間の時間軸や認知機構では到底理解しえない世界を、人間以外の生きものたちは持ってるのだね、、、、と改めて胸を熱くしたのでした。

遺伝の仕組みが垣間見えてくるきっかけも、そもそもはメンデルのマメの研究からでしたね、そういえば。これまでもこれからも、他の生きものと関わったり遺伝子や本体をやり取りしたりしながら人間は進化してるわけで、今後の研究も植物きっかけで発展することも沢山出てくるんでしょう。たぶん。

さてさて、本に出てくる120年前に開発されたばかりの技術を使って撮られた、今で言うタイムラプスがなんともいじらしいので張ります。植物もだけど、これ撮った研究者(ダーウィンの友人の門下)の胸の内を思うと、なおのこと、イィ。

いのち。♥

ところで、芽の回旋転頭運動について知りたくて検索かけたら、“人間の”肩甲骨やなんかを解説するボディーワーカーさんや整体師さんの動画しか出てこず、ちょっと笑ってしまう(笑)。

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