記憶

身体指向の心理療法

完全さではなく統合へ──トラウマとともに生きるという回復

トラウマからの回復は「傷を癒すこと」だけでなく、「傷とともに生きること」でもあります。完全さを目指すのではなく、統合へと向かう回復のプロセスについて考えます。
身体指向の心理療法

セクシャルトラウマの裾野に──ポリヴェーガル理論で読み解く女性の神経系

性被害のときに「身体が動けなかった」「感覚がなかった」と語られる背景には、背側迷走神経によるフリーズ反応があります。ポリヴェーガル理論から、性トラウマの神経的理解を解説します。
身体指向の心理療法

フラッシュバックに恍惚感を伴うことがある

フラッシュバックには、恍惚感を伴うことがあります。トラウマというのは[死ぬかも!]な体験なわけですが、人間は死が迫ってきた時に鎮痛作用をもつオピオイドなどが分泌されるようにできています。ですから、死に直面した時に強烈な恍惚感に包まれることが...
身体指向の心理療法

皮下脂肪が厚いのは、あなたが必死に生き抜こうとした結果かもしれない

分厚い皮下脂肪は、仮面になったり鎧になったりして、弱い立場の人間を護ってくれるものです。また、過去の逆境体験から影響を受け続けているとき、危機に対処するために身体は脂肪を蓄えようとします。さらに、極端な低カロリー食によって飢餓状態に入ると、...
身体指向の心理療法

つづき・トリガーのないフラッシュバックや解離

ここからは私が考えていることをつらつらと。素人考えですから、その分を差し引いてお読みください。トラウマ界隈では、フラッシュバックは過覚醒、解離は低覚醒と書かれた本ばかりですね。でも個人的には、解離には過覚醒が、フラッシュバックには解離が含ま...