ドラマ【Shrink】

身体指向の心理療法

ドラマ【Shrink】初回はパニック症がテーマでした。7日土曜日までオンデマンドで見られるようです。 https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024083119507…

ドラマの中でも自律神経のお話が出てきましたが、SE™であれば「症状の基盤になっている神経系の調整力を向上させていくには何が役立つかな?」と考えてアプローチします。

私は先日までSE™マスタークラスを受講していたのですが、多くの慢性的に続く症状の背景には自律神経の調整不全があることを改めて学びました。 物理的な傷害(骨折とか、臓器摘出とか)や、生理的な病気(過敏性腸症候群とか、コロナ後遺症とか)など、それら自体を【治す】ことができないまでも、四六時中ずっと症状に苛まれず折り合うところまでご一緒できると良いなと思っています。

自律神経の調整力が損なわれると、慢性疼痛や慢性疲労、頭痛、自己免疫疾患、呼吸や心拍の乱れ、食欲コントロールの難しさ、ぜんそく、気持ちの落ち込みや手に余る怒りなどがひどくなってしまうこともあります。

慢性症状の何もかもがトラウマではありませんが、自律神経が【ちょうどいいってどんな感じなのかを学んでいく】ことでやわらぐ症状は多いものです。そして多くのセラピーは、人との距離感にしろ、がんばり度合いにしろ、お酒の量にしろ、自分にとっての【ちょうどいい】を見つける練習なんです。

セラピーの中では、孤軍奮闘をすこし休んで、誰かと一緒に、安心していっぱい失敗して、修復して、また試す。その繰り返しで神経系を育てていくんです。ですから、何に取り組むのかも大事なのですが、どんなふうに取り組むのかもまた大切なんですね。

誰かと一緒にベイビーステップで取り組むのは、神経系に負担が少なくて、いちばん近道だからなんです。 そんなわけですので特にSE™セッションは、しんどさにどんな名前が付くかに関係なく、自律神経の調整力を向上させるフィットネスのようなつもりで受けてくださるのも良いんです。

Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました