内なる猛獣もそのままに

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瞑想とかソマティックなことをやってって、そのうち改善させられたらいいなぁと期待していたことが、私にもいろいろありました。

たとえば、私、すごーくそそっかしいんですよ。キッチンに立った時なんかは、「うわぁ〜っ!!」とかドンガラがっしゃーん!とか、毎回大騒ぎで。「どうしたの?!」と人が駆けつけてくれるくらいなんです。レストランのカウンター席とかで人が調理をしている姿を見ていると、あまりに静かで感動&びっくりしてしまうのです。

そう、そんなことでも感動するくらいに、私はとにかく感激屋で、すぐに泣いてしまうんです。映画とかは本当に大忙しで、脱水になるんじゃないか?!くらいに泣いてヨロヨロ、マスクびちゃびちゃ、とか。ひとの成功とか、苦労が報われたとかも、「良かったね〜!」と言いながら泣いてしまうんですよ。

で、瞑想やソマティックやっていくと、こういう波がゆるやか〜になって、大谷翔平さんや藤井聡太さんみたいにいつも落ち着いてられるようになるかなぁと期待してたんですね。過去形にして書いてますから、つまりは、その目論見は絶賛くじかれ中なんですけども。

そして。
他にも改善したかった課題が、“書くのが楽になること”だったんですね。こう言うと、「あなた、書くの好きじゃない」ってみんなに言われるんですけど。えぇ、たしかに、嫌いではないですけど、じつは私にとって書くことってものすごーく大変なんですね。

まず、とにかく乗らないと書けないんです。「これは!」みたいなフレーズが思いつくまでは、1文字も書けなかったりします。ところが、いったんスイッチが入ると今度は書かずにはいられなくなって、ザカザカ書きたいことが出てきて止まらないんです。あと、自分の中で響きやリズムが悪い文章だともぞもぞするので、何度も何度もボツにしたり直したりしちゃいます。しかもそれは、ツイッターとかの短文にまで及んだりするわけなんです。なおかつ、書く文章がふだんの私とくらべてだいぶ別人感があるので、混乱されたり、引かれたりもするんです。なんだか、猛獣使いの大道芸人みたいですよね。

この猛獣使い体質(?)が本当に不便で不便で、大学のレポートとかめちゃくちゃ苦労しました。「レポートにリズムとか響きとか要らんし!」って頭じゃわかってるんですけどねぇ。
もともと言葉が好きだからこだわりが強すぎるのかなぁとか、事故の後遺症で頭回らないのかなぁとか、若い頃に短歌やってた影響かなぁとか思って、凹んだりもしてたんですね。

でも、本当にこの数週間で、ようやく、これってむしろソマティックがなじんできたからなのかも知れないなぁ、と思うようになりました。頭でわかってるのに乗らないと書けないとか、響きやリズムが自分にしっくりこないと気持ち悪いとか、すごい身体からのサインっぽいですもの。

【私たちは人間なので、お金ほしいとか賢くなりたいとか美しくなりたいとか、いろいろ願います。自分の内側に、なくなってほしい欠点や問題もいっぱいみつけて、消したいなぁと願います。
でも結局、万人向けの理想の姿ってないんですよね。本人が幸せなら、外側のかたちはどんな風に見えても本当はかまわない。だから、自分の願いをくみ取って、自分の取説を増やしていって、自分なりの幸せに近づけばいいんですよね。】

カウンセリングではそんなこともお話ししているんですけど、自分のためにもう一度、この言葉をかけてやらなきゃな感じです。

今日は、そこそこ、勢いのままに書いてみました。

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