[痛み]と[桜の香り]をセットで体験させられたオスのマウスの実験があります。 その実験によると、オスマウスの子や孫は遺伝子に異常がないにもかかわらず桜の香りに怯えたそうです。母マウスも自分自身もその痛みを体験していないにもかかわらず、です。
恐怖体験が子孫に受け継がれる様は、ホロコーストを生き延びた方々の子孫や、ナチス侵攻で飢餓に陥ったオランダ、911テロを体験した妊婦などの研究でも観察されています。 遺伝子がそのような仕組みになっているのは、自分の苦境を活かし、子孫に「備えよ」「生き抜け」と伝えるためかもしれません。
そのメッセージを受け取った子孫は「常に警戒する」ことで祖先のメッセージに答えています。 恐怖の反応は祖先からのギフトですが、つまりは、何世代にもわたって平和を体験し続けなければ子や孫に「安心して大丈夫」のメッセージは届かないとも言えるのではないでしょうか。
ある意味で日本はまだ終戦を迎えていないのです。
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