ブログ

かりそめ

「このくらい平気」 「好きでやっている」 「自分はこういう人間」 「これまでもずっとこの生き方で平気だった」 ・・・若い頃はそれが通用してしまう。周囲もその言葉を鵜呑みにしてしまう。 でも、年齢が上がるといよいよ帳尻が合わなくなってくる。自...
身体指向の心理療法

私たちは“バブリーなポリヴェ”に耽溺していないか

津田真人 心身相関におけるポリヴェーガル理論の意義より↓ 「この国では,2018 年の邦訳2)刊行以降,正確な理解もないままに,この理論の神経学的根拠も放擲し,媒介変数としての自律神経系の位置づけも捨象した,あたかも自律神経系 を独立変数の...
身体指向の心理療法

ソマティックの敷衍3

「今のあなたは、グランドピアノが置かれた四畳半の部屋で生活しているような感じなんです」と私はよくお話しします。ここで言うグランドピアノは、生まれ持った特性や過去の体験を意図しているわけなのですが、とかく私たちは「この邪魔なグランドピアノをど...
身体指向の心理療法

ソマティックの敷衍2

好きなものを「これが好きだ!」と叫び続けるだけではその魅力は伝わらない。一般の人に耳馴染みの薄い言葉の連呼は、共通言語で話せるマニアや、価値観の近しい人から共感をもらう位が関の山だ。 この世界に“正しさ”が人の数だけあって、私たちは常にそれ...
身体指向の心理療法

ソマティックの敷衍1

【タイパ・コスパ】【パッケージ】【非対面】【カジュアルで手軽】・・・今の時代、それらと無縁であれば選択肢から外れがちになるらしい。 もちろん私はそれらが不要とか魅力がないとか言いたいわけじゃないし、懐古主義はナンセンスだと思う。この何年かで...
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