NHK 近視特集 メモ

身体指向の心理療法

目の話、其の二。

オンライン時代の影響なのか、NHKで2回近視の特集が組まれました。1回目が2019年11月、2回目は今月24日でした。その内容をメモ代わりに。

詳しいことはこちらへ↓

2019年11月放送分・・・https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4351/index.html

今月放送分・・・https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020111373SA000/

◇一般的な検査で、視力0.7未満の子どもの割合・・・2019年17%、2020年23%(矯正視力を含む)

◇眼軸が伸びることによる近視が増加。眼軸は伸びることはあっても戻ることはない。眼軸近視は検査で分かりづらく、小学6年生の実に78.3%に眼軸近視があり、55%は視力0.7未満とみられる。これは従来の検査で表れた数値の倍。

◇眼軸近視は、近業(目から30cm以内での作業)が連続20分以上、1日合計2時間以上になるとリスクが高まる。大人も伸びる。

◇通常は、自律神経→毛様体→水晶体と命令が伝わってピントが調節されている。近業が続いたり度の強すぎる眼鏡をかけたりすると、通常の調節では間に合わなくなり、眼軸を奥に伸ばすことで対応しようとする。

◇認知症やうつ病と視力の低下に相関関係が見られた。視力が良好な群に比べて矯正視力が0.7未満の群は発症が2.6倍。外部からの情報入力が減少する影響と考えられる。(私はこれはどっちが卵でニワトリか、わからないと感じましたけども。)

◇近視によるリスク:白内障が5.5x、緑内障が3.3x、網膜剥離が21.5x

◇裸眼で自分の指紋を見て、12cm以下まで近づけないと見えないようなら強度近視であり、要注意。

◇これまでの遠近両用のような境目がない、塁進屈曲レンズという、遠くから近くまで違和感なく見られる眼鏡ができている。これのコンタクトレンズ版のような多焦点コンタクトレンズもあり、視力低下を抑制する効果がある。

◇シンガポールでは、ピント調節を麻痺させる検査薬として使われていたアトロピンを薄めて世界初の近視抑制薬を開発・実用化。日本でも臨床試験中。

◇眼軸の伸びはドーパミンが抑制している。1000ルクス以上の明るい光を1日2時間以上浴びることで効果を上げる。屋外の日陰が1000ルクス。室内の場合は窓辺でも800ルクス。

◇近業リスクを下げるために、ゲームなどは大画面に映して行うこと、20分間近業したら20秒間20フィート離れた場所を見る【3つの20】を心がけること。

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