身体指向の心理療法

身体指向の心理療法

完全さではなく統合へ──トラウマとともに生きるという回復

トラウマからの回復は「傷を癒すこと」だけでなく、「傷とともに生きること」でもあります。完全さを目指すのではなく、統合へと向かう回復のプロセスについて考えます。
身体指向の心理療法

セクシャルトラウマの裾野に──ポリヴェーガル理論で読み解く女性の神経系

性被害のときに「身体が動けなかった」「感覚がなかった」と語られる背景には、背側迷走神経によるフリーズ反応があります。ポリヴェーガル理論から、性トラウマの神経的理解を解説します。
身体指向の心理療法

繊細さで生活の質を落とさないために──感覚の精度を上げて、自信を深めよう

感覚が鋭くて疲れやすい、繊細さに振り回されてしまう。そんな人が生活の質を落とさず、自分の感覚を信じられるようになるには──。感覚の精度と自信の関係を、最新研究と身体感覚の視点から読み解きます。
身体指向の心理療法

原初的な自己と社会的な自己──レジリエンスへ導くふたつの脳領域

島皮質と内側前頭前野という2つの脳領域が、原初的な自己と社会的な自己を形づくり、レジリエンスを支えます。トラウマ回復や自己統合を神経科学の視点から解説します。
身体指向の心理療法

「無駄」に怯えながら失っているもの 〜トラウマの書き換えは「無駄」から始まる〜

現代人は、無駄にすることへの恐れに囚われすぎな気がします。時間にしろ、手間にしろ。でもそもそも、無駄って何でしょう?儲からなければ無駄?認められなければ無駄?誰かを変えられなければ無駄?選挙の投票率が低いのも、この[無駄にしたくない]感覚が...