記憶

ブログ

震災にあたり

無理に落ち着こうとしなくても良いとご自身を許してあげてください。余震が続く中では警戒を解けないのは自然なことです。眠れなくても、イライラしても、当然です。それは直接被害を受けたかどうかにかかわらず、です。そのことに気づき、安全を確保したら、...
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Grace ─恩寵─

大きな傷つきの後に、まるで時間が止まってしまったかのような感覚になってしまうことがあります。何年経っても変わらないセルフイメージと、日々変わっていく身体。私にとってその隔たりは、とても苦しいものでした。私はこれまで、失くしたものを取り戻すた...
身体指向の心理療法

抱えて生きる

友人が「犬を病院に連れて行こうとしたら、吠えるし逃げるし、前に予防接種に行った時のトラウマなんだと思う」と話してくれました。それを聞きながら、でも私はそのワンコをトラウマを抱えているとは表現しないだろうなと思っていました。私自身も、当初は「...
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すずめの戸締まりを観てきました

記憶できるということは、過去を悼むことができるということ。未来を生きている自分を信じるということ。痛みを超えて生きていく誰かに、ギフトを残すということ。覚えられる力は、天からの下されもの。でも生より死に近いところで生きながら、自分の癒し手を...
トラウマについて

トラウマについてNo.3 記憶する、とは?②

前回の続きです。宇多田ヒカルさんのAutomaticがリリースされてから四半世紀ほどが経ちます。私にとっては【いい思い出なので】、記憶はどんどん薄れますし、思い出しても圧倒されたりしません。それは、私が宇多田ヒカルさんのAutomaticを...